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米Red Hat、企業向けアーキテクチャの長期的な方向性を発表

Red Hat Enterprise Linux 3ではプラットフォーム統合、インフラ、管理技術に焦点

 米Red Hat,Inc.は9月23日(米国時間)、今四半期中に提供予定の「Red Hat Enterprise Linux 3」での取り組みを発表した。オープンソースを活用して、安全性と拡張性を備えた、管理しやすい業務アプリケーションのインフラを実現し、企業全体の価値を高めることが目的とされている。

 次期バージョンの「Red Hat Enterprise Linux 3」は、クライアント、サーバーの各用途と7つのハードウェアアーキテクチャに対応した統合プラットフォームとなる。Appache Software Foundation、Eclipse IDEといったコミュニティとの共同作業において、オープンソースによるWebアプリケーションフレームワーク、J2EEの実装、関連ツールの開発が行われている。

 このほかオープンソースのJava技術を活用したアプリケーション実行レイヤーとファイルシステムとクラスタ技術による物理レイヤーの仮想化、動的なリソース割り当てとボリューム設定の自動化を可能にするプロビジョニング技術、分散環境でのアプリケーション、資産、セキュリティ、システム、ストレージの包括的な管理を可能とするシステム監視技術や、複数のオープンソース技術をシームレスに統合したアクセスコントロール、シングルサインオン、ID管理、認証といったセキュリティインフラへの取り組みも進められている。



URL
  Red Hat,Inc.(英語)
  http://www.redhat.com
  ニュースリリース(日本語)
  http://www.jp.redhat.com/about/news/09232003.html


( 編集部 )
2003/09/29 16:03

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