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米SchlumbergerSemaと米Sunがユーティリティ・コンピューティングで提携


 ITコンサルティング大手の米SchlumbergerSemaと米Sun Microsystemsは10月1日(米国時間)、ユーティリティコンピューティング分野で提携したと発表した。世界のエネルギー、金融、通信など公共分野の顧客を対象として、コンピューティングパワーを必要なだけ提供し、利用した分だけの料金を受け取るアウトソーシングサービスを展開する。

 SchlumbergerSemaは、同社の顧客に向けて、Sunの「N1」ソフトウェアに基づくサービスを順次提供してゆく。このサービスを利用することで、顧客企業は自前のデータセンターを持つことなく、サーバーやアプリケーションを必要な時に必要なだけ使用し、それに応じた料金を支払うことでコストの削減を図れるという。

 「N1」は、複数のシステムの集まりである企業の情報システムを、仮想化などの技術で、1つの統合システムのように運用可能にするプラットフォーム。コンピューティングパワーを電気や水道のように必要なだけ使うユーティリティコンピューティングを実現することを目指している。

 ユーティリティコンピューティングでは、米IBMや米Hewlett-Packardなどがそれぞれビジネス化を推進している。SunはSI企業とのアライアンスでの展開を進めており、9月上旬には、ITアウトソーシング企業の米ACS(Affiliated Computer Services)との提携を発表した。SchlumbergerSemaとの提携は、これに続くものとなる。



URL
  米SchlumbergerSema
  http://www.slb.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.slb.com/press/newsroom/index.cfm?prid=17041


( Infostand )
2003/10/02 10:45

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