米Siebel Systemsと米IBMは10月2日(米国時間)、SiebelのCRMアプリケーションをWebベースで提供する企業向けサービス「Siebel CRM OnDemand」を発表した。顧客側でソフトウェアを導入する必要のないホスティングモデルをとり、顧客企業がCRM機能をすばやく容易に利用できるのが特徴。年内に提供を開始する予定だ。
Siebel CRM OnDemandは、SiebelのCRMアプリケーションをWebを介して配信するソフトウェアホスティングサービスで、契約や営業、製品、価格、マーケティングキャンペーンなどの管理機能が利用できる。Webサイトのように設定や利用が容易で、顧客は小さなCRMプロジェクトから開始し、必要に応じて規模を拡大できるという。
両社によると、営業予測の強化や営業サイクルの短縮などが実現できるほか、ビルトインされている分析機能を利用することで、営業やマーケティングなど各部門のスタッフがビジネスやマーケティングイベントに応じた適切な活動ができるという。
料金は1ユーザー当たり月額70ドル。また、30日間の無償トライアルサービスも用意する。提供は、IBMの中小規模事業向け営業部とSiebelのグローバル営業部が行う。
IBMとSiebelは1999年に4年間の提携を結び、今年1月に更新している。これまで両社が共同で手がけた顧客数は、1,000件を上回るという。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
米Siebel Systems
http://www.siebel.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.siebel.com/about/news_events/press_releases/2003/031001_crmondemand.shtm
( Infostand )
2003/10/03 10:12
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