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米Motorola、半導体部門をスピンオフ


 米Motorolaは10月6日(米国時間)、半導体事業を分離して新会社を設立し、通信および統合エレクトロニクスシステム事業に注力する計画を明らかにした。

 同社の発表によると、半導体部門はMotorola Semiconductor Products Sector(SPS)として本体から分離し、上場企業として事業を展開するという。詳細についてはまだ決定していない。SPSは、プロセッサーのPowerPCや「DigitalDNA」などの組み込み用半導体製品を製造しており、2002年の売上高は約48億ドル。

 同社では、半導体市場は上向き傾向にあり、同部門を独立分離することで買収など事業機会を追求できるとしている。このスピンオフにより、本体は残りの携帯端末および関連ソフトウェア、ネットワークインフラなどの通信関連や統合エレクトロニクスシステム事業に注力する。これらの部門の売上高は2002年で273億ドルを計上している。

 Motorolaでは先月、会長兼CEOのChristopher Galvin氏が、事業戦略や方向性での見解が異なることを理由に辞任を表明していたことから、体制の変化はある程度予想されていた。Galvin氏の後任はまだ決定していない。



URL
  米Motorola
  http://www.motorola.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.motorola.com/mediacenter/news/detail/0,,3358_2778_23,00.html


( Infostand )
2003/10/07 10:02

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