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Network Associates、侵入検知強化の新戦略を発表


 米Network Associatesは20日(米国時間)、米カリフォルニア州オークランドにあるNetwork Associates Coliseumでイベントを開き、新戦略やそれを具体化する製品群、パートナーシップなどを発表した。

 同社が新たに打ち出した戦略は「McAfee Protection-in-Depth Intrusion Prevention Strategy」と呼ばれる包括的セキュリティソリューションで、侵入検知技術を中核に、企業システムを脅威から能動的に保護することを目指す。デスクトップからサーバーまで、単一の管理インフラで管理できるのが特徴で、McAfee System Protection Solution製品群によって実現する。

 McAfee System Protection Solutionは、アンチウイルス、侵入予防、ポリシー/プロセスベースのファイアウォールの3技術で構成される。具体的な製品としては、「McAfee VirusScan Enterprise」などアンチウイルス製品群▽脆弱性を検証する「McAfee ThreatScan」▽侵入検知の「McAfee Entercept」▽スパム電子メールをブロックする「McAfee SpamKiller」―などのソフトウェアで構成され、これらの製品は全て管理ソフトウェアの「McAfee ePolicy Orchestrator(ePO)」で一元管理できる。

 同社によると、各種のセキュリティ対策を合理化できるため、管理対象となるソフトウェアの数を減らして、安定性を維持でき、脆弱性や悪意あるコードの修正作業をより管理しやすくなるという。管理ソフトのePOは、デスクトップをはじめ企業の全システムでのソフトウェアの実装、ポリシー管理、GUIによるレポーティング機能を持ち、IT管理者向けにシステムを可視化するという。

 この戦略の第一弾として、同社は「McAfee Entercept Desktop」を11月中に発表する予定だ。

 同社はまた、戦略の一環として、侵入検知に関する提携プログラム「McAfee Intrusion Prevention Solutions Alliance(MIPSA)」も同時に発表。ネットワーク型セキュリティサービスの米Counterpane Internet Securityなどと戦略的提携を結んだ。

 Counterpaneは提携を受けて、自社製品にMcAfee Entercept、「McAfee IntruShield」などNetwork Associatesの技術を統合するとともに、Network Associatesのソリューションのモニタリング、McAfee Enterceptプラットフォーム向けの管理サービスを提供する。



URL
  米Network Associates
  http://www.nai.com
  米Counterpane Internet Security
  http://www.counterpane.com


( Infostand )
2003/10/21 10:11

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