米Veritas Softwareと独SuSE Linuxは10月27日(米国時間)、Veritasのストレージ管理製品で新たにSuSEのLinuxディストリビューションをサポートすると発表した。Veritasの製品は大企業のストレージを中心に導入されており、RedHatはすでにサポート済み。今回、新たにSuSEをサポートすることにより、エンタープライズ領域でのLinuxの採用に拍車がかかることが期待される。
両社の発表によると、Veritasの主力製品、「VERITAS Foundation Suite」と「VERITAS Cluster Server」で、SuSEの企業向けLinuxディストリビューション「SuSE Linux Enterprise Server」をサポートする。Foundation Suiteは、「VERITAS Volume Manager」と「VERITAS File System」によって構成されるストレージ管理製品で、Cluster Serverはアプリケーションやデータベース、サーバーにおけるクラスタリングを実現するソフトウェア。
SuSEをサポートしたバージョンは、2004年第1四半期内に出荷開始の予定。また両社は今後、開発、認証、サポート、営業面でも協力していく。
米IDCによると、企業でのLinuxの採用は進んでおり、「データベースやアプリケーション実装のソリューションとしてのLinuxが求められている」(IDC システムソフトウェア担当リサーチディレクター、Al Gillen氏)という。両社の発表に対しては、米IBMや、オープンソースのデータベースを提供するスウェーデンのMySQLなども支持を表明している。
■ URL
米Veritas Software
http://www.veritas.com/
独SuSE Linux
http://www.suse.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.suse.com/us/company/press/press_releases/archive03/veritas.html
( Infostand )
2003/10/28 10:05
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