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世界で2002年に新たに作り出された情報は5,000,000TB


 2002年に世界中で新たに作り出された情報はデジタル、アナログ合わせて約5EB(exabyte=2の60乗B、約100万TB)にのぼり、1999年から3年で2倍に増加したという研究結果を、米カリフォルニア大学バークレー校の研究者がまとめた。米フロリダ州で開催中の「Storage Networking World Fall 2003」で、10月28日(米国時間)発表した。

 研究は、米Microsoft Research、米Intel、米Hewlett Packard、米EMCがスポンサーとなって実施したもので、紙、フィルム、光学・磁気メディアなどに記録されたすべての情報を対象に推定した。それによると、新しく作り出された情報の約92%は磁気メディア、とりわけハードディスクに記録されており、紙は0.01%にすぎないという。

 また、ラジオ、テレビ、インターネットなどの経路で1年間に流れた電子情報の総量は、蓄積された情報の3.5倍の約18EBに達するという。最も大きいのは電話で、電子メールはこれに次いで2位だった。爆発的に広がったP2Pファイル交換で、ユーザーのパソコンのハードディスクは、70%がMP3ファイルや動画ファイルで占められているという。

 同大のPeter Lyman教授(the School of Information Management and Systems)は「ハードディスクやCD-ROM、DVDのようなデジタルメディア・ストレージが安価になっことから、P2Pの検索や、インターネット上への音楽やビデオの蓄積が激増した」と述べ、同時にこのことが「ウェブを簡単に確実にアクセスできる道具に変えた。これによって予想されていた出版の自由化が起こった」とコメントしている。



URL
  研究報告の要約(英文)
  http://www.sims.berkeley.edu/research/projects/how-much-info-2003/execsum.htm
  米カリフォルニア大学バークレー校
  http://www.berkeley.edu/


( Infostand )
2003/10/30 10:12

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