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SAP、ポータル構築製品「SAP Enterprise Portal」新版でUNIXに対応
独SAPは5日(現地時間)、企業ポータル構築ソフトの最新版「SAP Enterprise Portal Version 6(EP6)」を発表した。新たにUNIXに対応したほか、多言語対応を進めた。
EP6は、統合アプリケーションプラットフォーム「NetWeaver」のコンポーネントで、企業内のさまざまなデータやアプリケーションにアクセスするポータル機能を提供する。NetWeaverは、異種アプリケーションの統合を可能にし、Webサービスに対応するSAPの新プラットフォーム。データだけでなく、企業の業務プロセスも統合するという。Microsoft .NETとIBM WebSphere(J2EE)との互換性を備える。
EP6の最大の特徴はマルチプラットフォーム化で、対応OSは従来バージョンではWindowsのみだったが、Sun MicrosystemsやIBM、Hewlett-Packardなどの主要UNIXに拡大した。また、Unicodeのサポートで多言語対応し、中国語、日本語、韓国語などとくにアジア言語への対応を強化、20以上の言語が利用できるようになった。
このほか、コラボレーション機能を強化し、アイデアや知識、ドキュメント、カレンダーなどの共有が可能。インスタントメッセージングツールの統合や、Webアプリケーション共有で、リアルタイムのコラボレーションができるという。あわせてナレッジマネジメント機能の強化も図っている。来週から出荷する。
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URL
SAP
http://www.sap.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.sap.com/company/press/press.asp?pressID=2520
( Infostand )
2003/11/06 09:58
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