米IBMは11月16日(米国時間)、Powerアーキテクチャに基づく初の高密度ブレードサーバー「eServer Bladecenter JS20」を発表した。64ビットプロセッサ「PowerPC 970」を採用した。
「PowerPC 970」は、同社のUNIX/Linuxサーバー「eServer pSeries」に搭載されているハイエンドRISCプロセッサ「Power4」をベースとしており、米Apple ComputerのPowerMac G5に採用されたことでも知られる。
eServer Bladecenter JS20は、各ブレードが1.6GHzのPowerPC 970の2Way構成をサポートし、メモリはECC DDRで標準512MB、最大4GB。標準の42Uラックに84台までのブレードの搭載が可能。2基のGigabit Ethernetポートを備え、2台までのIDE HDDを内蔵できる。シャーシはXeonを採用したブレードサーバーと共通なため、既存システムにも低コストで追加でき、異なるプロセッサとOSを同時に活用できるという。
サポートするOSは、SUSE Linux Enterprise Server 8、Turbolinux Enterprise Server 8。Red Hat Linux、AIXにも対応の予定。価格は2,690ドルからで、Powerプロセッサベースのサーバーとしては最も低価格になるとしている。
■ URL
米IBM Corporation
http://www.ibm.com/
ニュースリリース(英文)
http://www-1.ibm.com/press/PressServletForm.wss?MenuChoice=pressreleases&TemplateName=ShowPressReleaseTemplate&SelectString=t1.docunid=6363
( Infostand )
2003/11/19 10:28
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