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米国のネットワーク管理者、3人に1人が休暇中のトラブル発生を予想
米国のネットワーク管理者の3人に1人が、クリスマス休暇シーズン中に何らかのセキュリティ問題のせいで、自宅に連絡が入るのではないかと予想している――。ファイアウォールベンダーの米WatchGuard Technologiesが行った調査で、こんな結果が出た。
同社は11月初めに、会員制教育団体の米Computer Security Institute(CSI)が開催した年次カンファレンスの場で、来場者にアンケートを実施。この結果を11月20日(米国時間)に発表した。それによると、クリスマス休暇シーズン中、企業ネットワークでセキュリティに関連する問題が発生したために自宅に連絡が入る可能性が高いと回答したネットワーク管理者は34%に達したという。
これを受けて、同社のセキュリティサービス、LiveSecurity Serviceチームは、中小規模の企業のネットワーク管理者が留意すべき点をまとめた。
すなわち、(1)グリーティングカードに見せかけたものなど季節的なスパムが増加する(2)学校や仕事が休みになることからハッキング行為が活発化する可能性がある(3)年末の一時雇用者が会社のセキュリティポリシーを理解していないおそれがある(4)休暇中は自宅や旅行先などからのリモートアクセスが増える(5)休みムードで気が緩む――ことを挙げている。
また同社は、休暇時期に入る前に、パッチの更新や脆弱性スキャンの運行など、ネットワークを安全にするために必要な作業を行うようアドバイスしている。
ちなみに、回答者のうち、過去のクリスマス休暇で、実際に自宅に連絡が入ったことがあると答えた人は16%だった。
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URL
米WatchGuard Technologies
http://www.watchguard.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.watchguard.com/press/releases/wg253.asp
( Infostand )
2003/11/21 10:18
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