米Hewlett-Packard(HP)は、12月9日(米国時間)に開催したアナリスト・ミーティングの席上、ITサービス分野で最近、総額で10億ドル超の契約を獲得したと発表した。米郵政公社(USPS)などの大型案件によるもので、サービス分野の伸長を印象づけた。
米郵政公社との契約は、8年間にわたり5000万ドル相当にのぼり、HPはワシントンD.C.にある米郵政公社本部の技術サポートサービスを担当する。HPによると、同社は特に公共セクターに強いという。そのほかの新規案件としては、米NovellやBank of Ireland、ルーマニアの健康保険機関Romanian National Health Insurance Houseの15年間の契約などがある。
あわせて発表した2003年第4四半期(8-10月期)のITサービス部門の売上高は、前年同期比5%増の32億ドル。4四半期連続しての増加を記録した。また、管理サービスは同36%増、顧客サポート部門は5%増を記録し、好調となっている。米IBMなどと同様、HPもITサービス部門を強化しており、提唱中の“アダプティブエンタープライズ”戦略を実現するものとして位置づけている。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2003/031209a.html
( Infostand )
2003/12/10 10:15
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