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サーバー管理の標準化目指し、DMTFにワーキンググループが発足


 エンタープライズシステムの標準化推進団体DMTF(Distributed Management Task Force)に、サーバー管理の標準インターフェイス仕様構築を目指すワーキンググループ、DMTF Server Management Working Groupが発足。12月17日(米国時間)から初会合を開催する。

 DMTF Server Management Working Groupは、プラットフォームに依存しないサーバー管理インターフェイスとして、共通仕様のCommand Line Interface(CLI)を構築する。同仕様によって、さまざまなIT環境が混在したデータセンターで、リモートおよびローカルでの管理作業を軽減するという。創設メンバーは、米IBM、米Intel、米Dell、米Hewlett-Packardのハードベンダー4社で、このほか米AMDや米Oracle、米Sun Microsystems、米Microsoftも技術企業として参画している。

 最初の仕様は、2004年7月に発表する予定だ。また、将来的には、ブレードサーバーや仮想化などの新技術にも適用できるように仕様を拡張していくという。

 DMTF会長のWinston Bumpis氏は、複数の部門や場所にまたがった多くのサーバーを管理するため、IT部門は複雑な作業とコスト増に直面していると指摘したうえ、「サーバー管理分野での作業は不可欠であり、DMTFはこの仕事をするのに適した場だ。新ワーキンググループが近く、進展を見せてくれることに期待している」と述べている。



URL
  Distributed Management Task Force
  http://www.dmtf.org/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.dmtf.org/newsroom/releases/2003_12_15


( Infostand )
2003/12/17 10:24

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