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米IBM、4Wayの超薄型ブレードサーバーなど発表


 米IBMは1月7日(米国時間)、超薄型ブレードサーバー「IBM eServer BladeCenter HS40(HS40)」と、IAサーバーの「eServer xSeries 365(x365)」を発表した。両製品とも米IntelのXeon MPプロセッサを4基搭載した4Wayサーバー。IBMは、サーバー統合などで注目されている4Wayサーバー市場でのリードを狙う。

 HS40の大きな特徴はその薄さで、業界標準(42U)のラックに42台の搭載が可能。同社によると、米Hewlett-Packard(HP)の4Wayブレードサーバー「ProLiant BL40p」の最大搭載台数が12台であることから、HS40の密度は、HPの製品の3.5倍になるとしている。

 IBMは、このほかにもブレードサーバーとして、64ビットのPowerPCを搭載した「eServer JS20」と32ビットのXeonを搭載した「eServer HS20」を提供しており、同じシャーシ内で異なるプロセッサやOSを搭載したブレードを動かすことができるのが特徴という。

 x365はXeon MPプロセッサを4基搭載した高さ3Uのラックマウント型サーバーで、IBMによると、DellやHPなど競合他社の4Wayサーバーより36%省スペースで、ラックあたりの処理能力は約4割向上するという。また、大容量ストレージも特徴で、HDD6台(最大876GB)の内部ストレージを搭載可能。

 HS40はサーバー統合や企業内コラボレーション用途に、x365はアプリケーションやデータベースのクラスタに適しているという。x365の価格は6039ドル(米国)で、すでに出荷を開始した。HS40は2月に出荷開始予定で、価格は未定。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/


( Infostand )
2004/01/08 10:16

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