米Internet Security Systems(ISS)は1月14日(米国時間)、コンテンツ管理セキュリティ技術の独Cobionを2600万ユーロ(約34億円)で買収すると発表した。同社のフィルタリング技術を自社製品に統合して、強化を図る。
Cobionは、1997年設立の株式未公開企業で、スパムやビジネスに無関係なメール、添付ファイル、Webコンテンツなどをフィルタリングするソリューションを企業向けに提供している。このフィルタリングのため、2000万のWebサイトをデータベース化しており、世界に12カ所の配布ポイントを持っている。データベースの規模は競合他社を引き離しているという。
IISは、同社の侵入検知アプライアンス製品「Proventia」シリーズに、さまざまなセキュリティ機能を統合する戦略を進めており、ファイアウォール、アンチウイルス、コンテンツフィルタリング機能を合わせてオールインワンで提供する計画。とくにCobionのコンテンツフィルタリング技術が製品の機能を補完することになるという。
買収後は、Cobionの技術を製品に統合し、コンテンツ管理セキュリティ機能を追加したオールインワン製品「Proventia M」シリーズと、コンテンツ管理セキュリティに特化した「Proventia C」を今年第2四半期に発売する予定。
■ URL
米ISS
http://www.iss.net/
ニュースリリース(英文)
http://bvlive01.iss.net/issEn/delivery/prdetail.jsp?oid=23310
独Cobion
http://www.cobion.com/
( Infostand )
2004/01/15 10:08
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