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米Oracle、E-Business Suiteの新バージョン投入
米Oracleは1月28日(米国時間)、ビジネスアプリケーションスイートの新バージョン「Oracle E-Business Suite 11i.10」を今年半ばにリリースすると発表した。他社製アプリケーションとの統合を容易にし、ビジネスプロセスの自動化機能を大幅に強化する。サンディエゴで開催中のOracle AppsWorldで明らかにした。
Oracle E-Business Suiteは、人事・生産管理、SCM、インターネット調達など、ERPを中心とするさまざまなアプリケーションで構成されたアプリケーションスイート。新バージョンでは、建設、エンジニアリング、消費財メーカー、政府関連、金融サービス、電気通信などさまざまな業界に特化した機能を取り込むという。
互換性の確保にも力を入れ、異種アプリケーション間での相互接続性を推進するコンソーシアム、OAG(Open Applications Group)の150超のビジネスオブジェクトをネイティブでサポート。また、企業ユーザーが社内、社外アプリケーションとシステムを統合しやすくするための800超の統合ポイントを用意する。
このほか、流通業界向け機能の強化の一つとして、RFIDに対応する。Oracleは前日の27日には、物流・倉庫管理ソフト「Warehouse Management」でRFID技術を今夏からサポートすると発表している。米国では、国防総省が来年から納入業者にRFIDの採用を義務付けているほか、小売大手のWal-Martも取引先に導入を求めており、対応の動きが活発化。Microsoft、IBM、などが相次いで対応を表明している。
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URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/press/index.html?2784810.html
( Infostand )
2004/01/29 10:13
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