米EMC Corporationは1月26日(米国時間)、データベース化されたデータに情報ライフサイクル管理を適用するソフトウェアスイート「DatabaseXtender」を発表した。また米Oracle Corporationとの共同ソリューション「DatabaseXtender Accelerator for Oracle E-Business Suite」もあわせて発表している。またEMCジャパン株式会社でも、国内での販売を行う予定。
DatabaseXtenderは、データベースの利用と拡張の状況を監視し、使用頻度の低いデータを自動的に判別する。またデータの価値やサービスレベルでの要求の変化に応じて、それぞれオンラインストレージやアーカイブといったストレージ階層へ配置するため、過去のデータによるタスクの遅延を回避し、データベースのパフォーマンスと管理を向上させる。
同社では、データベースに格納されている情報は、毎年2倍以上の増加を続けているとして、本製品により、コストを抑えつつ、アプリケーションのパフォーマンスを維持できるとしている。
DatabaseXtender for Oracleは、使用頻度の低いデータベースレコードをコストパフォーマンスの高いストレージシステムへと効率的に移行できるよう支援するソリューション。米EMCと米Oracleでは共同で、アーカイブすべきレコードを評価と分析するコンサルティングと、ソフトウェア実装でのカスタマイズを行う。
■ URL
米EMC Corporation
http://www.emc.com/
ニュースリリース(DatabaseXtender)
http://japan.emc.com/local/ja/JP/news/press_releases/2004/040202_4_u.jsp
ニュースリリース(米Oracleとの共同ソリューション)
http://japan.emc.com/local/ja/JP/news/press_releases/2004/040202_3_u.jsp
■ 関連記事
・ EMCトゥッチCEO「情報ライフサイクル管理により低コストで効率的なデータ管理を提供」(2003/10/28)
・ 米EMC、米Documentumの買収計画を発表(2003/10/16)
・ EMCジャパンと日本オラクル、共同コンサルティングサービスを発表(2003/12/16)
( 岩崎 宰守 )
2004/02/05 14:14
|