アクセスの多いWebサイトの4割以上がWebサーバーに米MicrosoftのInternet Information Server(IIS)を採用しており、オープンソースのApacheを上回っていることがわかった。IIS向けにセキュリティ対策などのモジュールを提供している米Port80 Softwareが2月4日(米国時間)に発表した。
トラフィックの多いWebサイト1000件を対象に、どのWebサーバーを利用しているかを調査し、「Port80 Surveys High Traffic Web Servers」としてまとめた。上位1000サイトは、米Nielsen//NetRatingsの最新のWeb視聴率統計に基づいている。
それによると、人気サイト1000件でIISを利用している割合は43.1%で、2位のApacheの39.7%を3.4ポイント上回ってトップだった。3位はNetscape Enterpriseで8.7%。
ちなみに、同社がFortune1000企業を対象に毎月統計を取っている「Port80 Surveys the Top 1000 Corporations' Web Servers」では、2004年1月時点でIISは53.4%、Apacheは19.4%、Netscapeは17.1%となっている。IISはここでも首位だが、前年同期と比べると0.7ポイント落としており、Apacheは1.8ポイント増えている。Netscapeは3.9ポイント減で、Apacheに2位の座を譲った。
■ URL
米Port80 Software
http://www.port80software.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.port80software.com/about/press/020404
( Infostand )
2004/02/06 09:52
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