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米Sun、サーバー製品刷新、UltraSPARC IVやOpteron搭載機を投入


 米Sun Microsystemsは2月10日(米国時間)、企業向けサーバーを一新し、UltraSPARC IV搭載のハイエンド機や米AMDのOpteron搭載のエントリーモデルなど25を超えるサーバー製品を投入すると正式に発表した。UltraSPARC IVとOpteronを製品化するのは初めて。3月以降順次発売する。また併せて、Opteronを採用したサーバーを開発している米Kealiaを買収することで同社と合意したと発表した。

 UltraSPARC IVはUltraSPARC IIIのコア2基を内蔵する「デュアルコア」のプロセッサーで、1.05GHz版と1.2GHz版が用意されている。同プロセッサーを搭載する製品は、ハイエンドサーバーの「Sun Fire E20K」(36Wayをサポート)と「同 E25K」(72Wayをサポート)、ミッドレンジの「Sun Fire E2900」「同 E4900」(いずれも12Wayをサポート)と「同 E6900」(24Wayをサポート)。Sunによると、従来のエンタープライズサーバーの2倍近くにパフォーマンスを引き上げながら、価格を抑えたという。E2900は98,995ドルから。E6900は235,000ドルから。

 Opteron搭載機は、エントリーモデルのラックマウント型サーバー「Sun Fire V20z」で、デュアルCPUをサポート。競合する米IBMや米HPの製品より45%高速としている。価格は2,795ドルから。またSunはこれにあわせてAMDと提携した。このほか、XeonのデュアルCPU対応で、グリッドをサポートする「Sun Fire B200x Blade Server」や、1.28GHz UltraSPARC IIIiを採用した「Sun Fire V240」も発表した。

 同時に次期OS「Solaris10」のプレビューも行った。セキュリティ機能を改善し、自己修復機能を備えるほか、1台のサーバーを最大で4000を超えるソフトウェア・パーティションに分割して、多数の仮想サーバーを実行できるようにした。UltraSPARC版とx86版があり、製品版は年内にリリースの予定。これに先立って今夏からアーリーアクセス版をダウンロード提供するとしている。

 Kealiaは、Sunの共同創設者であるAndy Bechtolsheim氏が設立に参加した株式未公開の新興企業。買収は株式交換で行うが内容は公表していない。これに伴ってBechtolsheim氏はSunに復帰する。同氏は、米スタンフォード大学在学中に、Bill Joy氏、Scott McNeary氏とともにSunを創立。同社のワークステーション製品のチーフアーキテクトを務めた。1984年から1995年に退社するまでテクノロジー担当副社長。



URL
  米Sun Microsystems
  http://www.sun.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-02/sunflash.20040210.1.html
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-02/sunflash.20040210.2.html
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-02/sunflash.20040210.4.html
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-02/sunflash.20040210.8.html


( Infostand )
2004/02/12 10:04

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