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米IBM、オートノミック組み込みツールを発表


 米IBMは2月16日(米国時間)、自己管理機能をアプリケーションに組み込める開発ツールキット「Autonomic Computing Toolkit」を発表した。オープンソースの開発プラットフォームEclipseをベースにしたもので、同社の開発者向けWebサイト、DeveloperWorksでダウンロード提供を開始した。IBMによると、サポート付き自律型ソリューション設計ツールは初という。

 「Autonomic Computing Toolkit」は、IBMの開発環境「IBM Development Platform」と連携するツールで、同社が昨年4月に発表した自律コンピューティングのレファレンスアーキテクチャ「Autonomic Computing Blueprint」に対応している。同ツールキットは、組み込みコンポーネント、使用シナリオ、ドキュメンテーションで構成される。

 コンポーネントには、イベント管理・分析から修正プランの立案・実行までを管理するAutonomic Management Engine(AME)、インフラ全体におけるソフトウェアの相互依存関係や先行条件などを設定できるSolution Installation技術のほか、Integrated Solutionsコンソール、Problem Determination技術などがあり、自律コンピューティング技術の基本分野をカバーする。ドキュメンテーションとしては、オンラインチュートリアル、ユーザーガイド、開発者ガイドなどが提供される予定。

 EclipseはIBMが2001年に開始したオープンソースの開発環境プロジェクト。複数のJavaツールが使えるプラットフォームとして注目されており、今年2月にIBMから独立している。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  DeveloperWorks
  http://www-136.ibm.com/developerworks/


( Infostand )
2004/02/17 09:58

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