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Microsoft Office対抗の中国産オフィスソフトが米国上陸


 中国のソフトウェアベンダー、Evermore Software(永中資訊公司)は、Microsoft Officeと互換性を持つオフィススイートの最新版「Evermore Integrated Office(EIOffice) 2004」(永中office 2004)を米国市場で5月に発売する。同社は「MicrosoftのOffice独占に対抗する製品」と自信を見せている。米アリゾナ州で開催中の発表会「DEMO 2004」で2月17日(米国時間)に発表した。

 EIOffice 2004はJavaで作成されたオフィススイートで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションなどのソフトウェアで構成される。統合性が特徴で、全コンポーネントを一つのアプリケーションとして扱うよう設計されており、ファイルフォーマットはすべて「.eio」で統一して保存される。また、同期化では、特許出願中のDOORS(Data Object Oriented Repository System)技術により、同じデータソースを持つすべての関連ファイルをコマンド一つで一度に同期できるという。

 Microsoft製品との互換性では、Microsoft Officeのファイルのインポート/エクスポートができるほか、マクロエディタを使ってJavaマクロを記述したり、CやC++で書かれたアプリケーションを呼び出すことも可能。対応OSは、WindowsとLinuxで、Mac OSとSolarisのサポートも予定している。言語は中国語版と英語版。米国市場での価格は、1年ライセンスが99ドル、3年ライセンスが249ドル。

 Evermore Softwareの創業者兼社長兼CEOのGus Tsao氏は「Microsoftの柔軟性のなさや高価格、セキュリティの問題で、世界中のユーザーがOfficeに代わる製品を求めている。10年修正を重ねても動かない時代遅れのプログラムではなく、優れた生産性の高い製品を求めている」と述べ、同製品を「初めての真のオフィス」としている。



URL
  Evermore Software
  http://www.evermoresw.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.evermoresw.com/weben/about_evermore/news_0006.jsp


( Infostand )
2004/02/18 10:05

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