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米JBoss、1000万ドルの資金を調達


 オープンソースのJavaアプリケーションサーバーを提供する米JBossは2月19日(米国時間)、ベンチャーキャピタル2社から新たに計1000万ドルの資金調達を取り付けたことを発表した。資金はマーケティングやサポートサービスの拡充にあてる。JBossは昨年米Sun Microsystemsから正式にJ2EE認定を受けており、米IBMや米Bea Systemsなど商用アプリケーションサーバーベンダーにとって無視できない存在になりつつある。

 JBossによると、第一ラウンドの投資を行うのは、米Accel Partnersと米Matrix Partnersの2社で、「募集を上回る」(JBoss)額という。新資金は、経営体制の強化や製品開発、マーケティング、サポートサービスなどの分野にあてる予定。このほかにも、Matrix Partnersのゼネラルパートナーで、米SilverStream(Javaアプリケーションサーバーベンダーで2002年に米Novellに買収された)の元CEO、David Skok氏がJBossの役員会に加わることも明らかにしている。

 同社は、米BZ Mediaの調査専門子会社米BZ Researchの調査を引用しながら、JBossアプリケーションサーバーの利用が昨年倍増し、他社を上回る成長率を収めたとしている。同社は昨年、24時間365日サポートサービスの開始や、欧州への拠点を新設など事業を拡大した。また、JCP(Java Commuinity Process)に加わり、Sunから正式にJ2EE認定を受けるなどの進展もあった。

 JBossアプリケーションサーバーは2001年のリリース以来、ダウンロード件数400万件を突破。開発・運用環境におけるシェアは30%に達しつつあるという。JBossの社長兼CEOのMark Fleury氏は「今後も(JBossのビジョンである)Professional Open Sourceを安全な選択肢として提供し、収益性にコミットし続ける」と述べている。



URL
  米JBoss
  http://www.jboss.org/
  ニュースリリース(英語)
  http://www.jboss.org/services/press/financing.pdf


( Infostand )
2004/02/23 09:59

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