米Microsoftは2月24日(米国時間)、ワームやウイルスなどの悪意あるコードに対抗する新しいセキュリティ技術の概要を発表した。Bill Gates会長が米サンフランシスコで開催中の「RSA Conference 2004」の基調講演で明らかにしたもので、今年半ばに正式版をリリースする予定のWindows XP Service Pack 2(SP2)の新しいセキュリティ機能を初めてデモした。
また、電子メールのインフラをスパムやウイルスから守る技術として、コミュニケーションサーバー製品「Exchange Server 2003」に「Exchange Edge Services」を実装する。これはSMTPのリレー機能を強化するもので、外部ネットワークと電子メールシステムのゲートキーパーとして働くほか、スパムをブロックするさまざまな方法を提供する。管理者がカスタマイズも行える。
このほか、Microsoftの製品を狙ったウイルス情報を集約するVirus Information Alliance(VIA)に、フィンランドのF-Secure、英Sophosなどのアンチウイルスソリューションベンダー5社が新たに参加し、メンバーが計10社になったことなども発表した。