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2003年4Q世界ストレージソフト市場は17.7%拡大で順調な伸び


 米IDCは3月15日(米国時間)、2003年第4四半期の世界のストレージソフトウェア市場規模が17億7800万ドルに達し、前年同期比17.7%増の大幅な伸びを記録したという調査結果を発表した。2003年通年では、前年比8%増の62億9400万ドルとなる。同社は、2004年もストレージソフト市場の成長傾向は続くとしている。

 第4四半期は各分野別でも、それぞれが2ケタ成長となり、バックアップ/アーカイブが前年同期比17.6%増、リソース管理が同16.2%、レプリケーション(複製)が同14.7%増だった。また、通年ベースでは、リソース管理が前年比11.3%増の高い成長率を示した。

 ストレージソフトウェア調査部門調査ディレクターのBill North氏によると、ストレージリソース管理分野では複雑なネットワークストレージ環境を管理する統合型ソフトウェアの採用が、バックアップとレプリケーションでは、法制度への準拠や災害復旧対応策の導入などが成長要因になっているという。この傾向は今後も続き、さらにデータライフサイクル管理ソリューションなどの新しい成長要因も加わるため、「2004年も高い成長が期待できる」(同氏)としている。

 ベンダー別シェアを見ると、第4四半期のトップは、米EMCでシェア31.7%(昨年10月に買収したLegato Systems分を含む)、2位以下は米Veritas Software同21.9%、米Computer Associates同9.8%、米IBM同8.3%、米Hewlett-Packard同7.9%となった。EMCが前年同期から2.1ポイント、米HPが0.6ポイント伸ばしたほかは、シェアを下げた。通年ベースでも、上位5社の順位は同じだった。



URL
  米IDC
  http://www.idc.com/
  ニュースリリース(英語)
  http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=pr2004_03_12_112259


( Infostand )
2004/03/16 10:11

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