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米Microsoft、アップデートなどソフト管理製品のロードマップを発表


 米Microsoftは16日(米国時間)、Windowsベースのシステムの管理を簡素化し、運営コストを引き下げることを目指すイニシアチブ「Microsoft Dynamic Systems Initiative」(DSI)の概要を発表した。これに合わせて、新しいパッチ配布サービス「Windows Update Services」などのベータ版をリリースした。

 DSIは、Microsoftの長期的なイニシアチブで、同社はこれに沿った製品やサービスを順次投入していく計画。Microsoftは、米Accentureの調査を引用して、ITプロフェッショナルの勤務時間の70%までが既存システムの管理に費やされていると指摘。DSIでは、アップデートやアプリケーションの展開にかかわるルーチンのタスクを自動化することで、これを55%まで抑えることを目指すという。

 Windows Update Servicesは、パソコンやサーバーのアップデートを簡素化するサービスで、現行のパッチ配布・管理サービス「Software Update Services 1.0」(SUS 1.0)の後継となる。さらに自動化を進め、アップデートを簡素化するという。また、SQL Server、Exchange Server、Office 2003、Office XPのアップデート機能を強化する。ベータサービスは一部限定で開始し、今夏に拡大する予定。

 このほか、サーバー管理製品「Microsoft Operations Manager(MOM)2005」、その廉価版である「Microsoft Operations Manager 2005 Express」、Windows Server System用統合管理スイート「System Center 2005」などがベータ版段階に入ったことを発表した。MOM 2005 Expressは同日、ベータ版をリリース。MOM 2005も最終テスト段階に入っているという。他の製品も順次リリースしていく予定。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/mar04/03-16DSIProgressPR.asp


( Infostand )
2004/03/17 10:20

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