米IBMは16日(米国時間)、米AMDの64ビットプロセッサ「Opteron」を採用したワークステーション「IntelliStation A Pro」を発表した。大手ベンダーがワークステーションにOpteronを採用したのは初という。5月に発売の予定で、価格は2619ドルから。
32ビットプロセッサの限界である4GBを超えるメモリ空間を扱えるため、メモリ消費の大きいアプリケーションに活用できる点がメリット。IBMでは、グラフィックス、CAD、CAE、石油調査、金融、デジタルコンテンツ作成などの分野で、高いパフォーマンスを発揮できるとしている。同社は昨年7月にOpteronを搭載したサーバー「eServer 325」を投入しており、採用をワークステーションにも拡大した。
IntelliStation A Proは、DDR PC 3200メモリを搭載し、AGP 8X とPCI-Xをサポートする。グラフィックスは米NVIDIAの「Quadro FX」シリーズを採用する。OSは、Red Hat Enterprise Workstation(32ビット、64ビット)、SUSE LINUX(同)をサポート。Windows XP Professionalは当面、現行の32ビット版に対応し、今後製品化される64ビット版もサポートする予定。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
米AMDのニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~83568,00.html
( Infostand )
2004/03/17 10:26
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