米Novell, Inc.は3月22日(米国時間)、オープンソースの開発フレームワーク「Eclipse」を「Novell Nsure」と「Novell exteNd」に共通の設計・開発環境を採用すると発表、あわせてID管理インフラの設計と構築が可能なEclipse準拠のビジュアルツールと、事前構築されたID管理アプリケーションを発表した。
Eclipse準拠のビジュアルツールは、ID管理基盤の構築にあたって、モデル、ポリシー、ルールの定義をマウスオペレーションでグラフィカルに行えるもの。このため同社ではID管理インフラの短期間の導入が可能になるとしている。また今後はNovell Nsure Identity Managerにも組み込まれる予定。
ID管理アプリケーションは、Novell NsureとNovell exteNdの技術を組み合わせ、例えば従業員の異動の際などにドラッグアンドドロップのみで社内電話帳や組織図を動的に作成し、ポータルからの閲覧が可能になる。またワークフローの機能も備える。
またNovell exteNdの次期バージョンでは、Eclipseに準拠した開発環境が提供されるほか、Lawson、PeopleSoft、JD Edwards、Siebel、Oracle Financials、Baanなどとの接続アダプタが強化される。このほかLinuxデスクトップもサポートされる予定。
■ URL
米Novell, Inc.
http://www.novell.com/
プレスリリース(日本語)
http://www.novell.co.jp/pressrel/20040324_1.html
( 岩崎 宰守 )
2004/03/25 11:00
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