米AT&Tは3月22日(米国時間)、2つの新たなセキュリティサービスである「AT&T Internet Protect」、「AT&T Personal Firewall」を発表した。サービス提供は年内に行われる。
AT&T Internet Protectは、AT&Tの研究所が開発した技術により常時ネットワークを監視することで、ワーム、ウイルス、サービス妨害攻撃などのサイバー攻撃に対して、被害発生前に同社のWebポータル経由で警告を行うサービス。サービス・レベル・アグリーメント(SLA)に基づいており、通知ができなかった場合には、サービス料金が免除される。
AT&T Personal Firewallは、遠隔地のクライアントPCに対して、米Zone Labsの「Zone Labs Integrity」を基盤に、企業のセキュリティポリシーに基づいたファイアウォールやアンチウイルス、パッチ適用状況、アプリケーションの稼動状況などの管理が可能なサービス。一元管理が可能なツールもあわせて提供される。なお日本AT&T株式会社によれば、AT&T Personal Firewallは国内でも一部で先行導入されており、現在、正式なサービス発表に向け準備中とのこと。
また米AT&Tでは3月24日(米国時間)に、企業向けVoIPサービスにおいてこれまでの米Avaya Inc.、米Cisco Systems, Inc.に加え、仏Alcatel、加Nortel Networks、独Siemensの3社との相互運用性と、サービス、アプリケーション分野の拡大も新たに発表している。
■ URL
米AT&T
http://www.att.com/
ニュースリリース(英語)
http://www.att.com/news/item/0,1847,12972,00.html
http://www.att.com/news/item/0,1847,12974,00.html
米Zone Labs, Inc.
http://www.zonelabs.com/
米Avaya Inc.
http://www.avaya.com/
米Cisco Systems, Inc.
http://www.cisco.com/
加Nortel Networks
http://www.nortelnetworks.com/
仏Alcatel
http://www.alcatel.fr/
独Siemens AG
http://www.siemens.com/
( 岩崎 宰守 )
2004/03/25 19:18
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