米ILOG, Inc.は3月24日(米国時間)、業務のルール設定に関する変更・操作を自動化し、効率的なビジネスプロセス管理を提供するJ2EEベースのビジネスルール管理システムコンポーネントの最新版「ILOG JRules 4.6」を発表した。
JRulesは、J2EEベースのシステムコンポーネントのため、既存のアプリケーションへの組み込みが可能で、スプレッドシート型のインターフェイスによりルールセットの管理と変更が行える。このため同社では企業を取り巻く環境におけるビジネスサイクルの短期化やコンプライアンスへの迅速な対応が可能としている。
新バージョンでは、事柄の条件と対応する行動との関係をまとめた表であるDecision Table(意思決定表)がスプレッドシートに追加され、コピー、ペーストや一般的なキーボードショートカットにより複雑なルールの作成や編集を行うことが可能になった。同社によれば、ITの専門知識を持たないユーザーでも、クレジットカード顧客の毎月の利用額、信用率、年齢、性別に基づいて提供されるディスカウントやプロモーションの定義ルールをわずか数分間で作成・検証できるという。
またILOG JRulesビジネス・アクション言語の拡張により、コンプライアンスに対応するような複雑なルール構文の記述を対話形式で行うことが可能になった。このほかメモリ管理機能も強化されている。
■ URL
米ILOG, Inc.
http://www.ilog.com/
プレスリリース(英語)
http://www.ilog.com/corporate/releases/us/040324_jrules46.cfm
ILOG JRules
http://www.ilog.co.jp/products/jrules/
( 岩崎 宰守 )
2004/03/25 19:21
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