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米ISS、ギガビット対応侵入検知アプライアンスを発表


 米Internet Security Systems(ISS)は3月29日(米国時間)、ギガビットクラスのネットワークに対応するハイエンド侵入検知アプライアンスの新製品「Proventia G1000」と「Proventia G1000F」を発表した。先制アプローチにより、既知、未知の攻撃からネットワークを保護できるという。

 光ファイバーなどの広帯域、大容量のネットワークに対応するもので、ギガビット級の性能を提供する。侵入検知は、Passive、Simulation、Preventionの3モードで実装でき、ネットワークに支障を与えることなくモード間の切り替えが可能だ。

 最大の特徴は脆弱性からの保護で、ISSのセキュリティ研究組織「X-Force」と連携。脆弱性が発見されると即座にアップデートされるため、管理者はパッチの緊急処理に追われる心配がないという。同社によると、この先制アプローチにより、過去に猛威を振るったMS Blaster、SQL Slammer、Nimda、Code Redをすべてブロックできたという。

 光ファイバー回線向けのG1000Fはすでに出荷中で、価格は36,995ドルから。メタル回線向けのG1000は4月から出荷開始。34,995ドルから。

 また、同社は「Proventia」を利用した侵入検知アウトソーシングサービスの「Managed Protection Services」を提供する。業界初の侵入検知のアウトソーシングサービスといい、SLA(Service Level Agreement、品質保証制度)に違反した場合は50,000ドルを返金する。

 米IDCが2003年末に発表した侵入検知ソフトウェア市場の調査によると、ISSは33%でシェアトップ。4年連続で首位を維持している。



URL
  米Internet Security Systems
  http://www.iss.net/
  ニュースリリース(英語)
  http://bvlive01.iss.net/issEn/delivery/prdetail.jsp?oid=23719


( Infostand )
2004/03/30 10:02

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