米Sun Microsystemsと米MLB Advanced Media(MLBAM)は3月30日(米国時間)、MLBAMが運営するメジャーリーグ公式サイトの技術提携を更新することで合意したと発表した。期間は2年間。契約額は2500万ドル相当という。SunはMLBAM公式技術プロバイダーとして、「Java Enterprise System」(JES)、サーバーやストレージ製品で技術支援を行う。
メジャーリーグ公式サイトは、1日15試合のライブ中継をインターネット上で放映する世界最大規模のインタラクティブWebサイト。2003年のプレイオフ初日には3500万のページビューを記録している。MLBAMは2000年設立で、メジャーリーグのインターネット関連業務を一手に引き受けている。
今回の契約でMLBAMはITインフラを一新し、さまざまな種類のアプリケーションのサポートや大量のアクセスへの対応、パフォーマンス強化などを目指す。Sunは、OSにSolarisを搭載した「Sun Fire V210」「V240」「4800」「15K」の各サーバー、統合ソフトウェア製品群JESのライセンスを250本提供して、新しいデータセンターを構築する。
コンテンツ管理システムは、既存のITおよびブロードキャストインフラを統合したシステムを迅速に構築・実装できるアーキテクチャモデル「Digital Asset Management Reference Architecture」を用いて、Sun Fire V480と「Sun StorEdge L700 Tape Library」上に構築する。これにより、試合のハイライトの即時配信、インデックス化が実現するという。新データセンターは2005年に運用開始の予定。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
米MLB Advanced Media
http://www.MLB.com
ニュースリリース(英語)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-03/sunflash.20040330.1.html
( Infostand )
2004/03/31 09:58
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