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米IBM、POWER5ブレードサーバーなどをデモ、Power architecture推進


 米IBMは3月31日(米国時間)、米ニューヨークでPower microprocessor architectureを紹介するイベントを開催。次期ハイエンドプロセッサ「POWER5」を採用した初のブレードサーバー「eServer BladeCenter JS20」や、スーパーコンピュータ「BlueGene」のデモを披露した。同イベントでは、Power architectureの普及に向け、開発コミュニティを強化していく計画も示した。

 JS20はPower architectureに基づく初のブレードサーバーで年内に出荷の予定。すでにいくつかの大学、研究機関などへの導入が決まっている。デモでは、仮想マイクロパーティションで、複数のOSを実行する様子を実際に見せた。BlueGeneは高密度の実装で“パーソナルスーパーコンピュータ”を可能にする小型システムで、POWER5プロセッサを64基搭載するデモ機が披露された。BlueGeneの出荷開始は来年の予定。

 Power architectureはスパコンからハイエンドサーバー、組み込み機器、ゲーム機まで幅広い市場で採用されており、IBMはさらにこれを強化していきたい考え。同日、IBMは開発コミュニティ向けに、関連情報を集めたポータルサイトを開設することを発表した。また、シミュレーション環境でカスタムチップの設計ができる評価キット「Power Architecture Pack」を無償で配布する。

 このほか、新たにソニーがコンシューマー機器向けに同アーキテクチャをライセンスしたことも明らかにした。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/


( Infostand )
2004/04/01 10:18

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