米Brocade Communications Systems, Inc.は4月1日、中小規模企業やエンタープライズ内部門向けのSANスイッチ「SilkWorm 3250」「同3850」を発表した。両製品は同社が展開する中小規模向けビジネス戦略の一環として開発された製品とのことで、従来製品と完全なコード互換性を持つという。なお、これらの国内販売時期などは未定。
SilkWorm 3250/3850は、ファイバーチャネル(FC)ポートをそれぞれ8ポート、16ポート備えるエントリーレベルのSANスイッチ。両製品とも、個々の顧客の予算や必要なスケーラビリティ、機能に応じてさまざまな構成が用意されている。8/16ポートのBrocade製品としては、すでに「SilkWorm 3200/3800」が提供されているが、今回発表された製品はそれらと比べて安価に提供されるという。同社によれば「直接販売を行っていないため推定になるが、日本で販売されるときには、15~30%ほど安価になる見込み」とのこと。
なお、SilkWorm 3250/385の最小構成では「Brocade WEB TOOLS」と「Advanced Zoning」のソフトウェアが含まれているのみだが、この最小構成で導入を行っても、ソフトウェアのアップグレードで後から機能拡張することができるように設計されている。また、アップグレード時にも運用を中断することなくソフトウェアの適用が可能だ。
同社の製品マーケティング担当副社長、Tom Buiocchi氏によれば「当社では、はじめてSANを使用する顧客にSANの利点を提供するために労力を注いでおり、今回発表した新しいSANスイッチは、中小規模ビジネスに大きな恩恵をもたらすと期待している」とのこと。
■ URL
米Brocade Communications Systems, Inc.
http://www.brocade.com/
( 石井 一志 )
2004/04/01 16:49
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