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米Oracle、Oracle 10gを基盤とするRFIDソリューションを発表


 米Oracleは、シカゴで開催された「RFID Journal Live! Conference」において3月30日(米国時間)、RFIDからのデータの捕捉、管理、分析、レスポンスなどの機能が統合されたソリューション「Oracle Sensor-Based Services」を発表した。

 Oracle Sensor-Based Servicesは、「Oracle Database 10g」、「Oracle Application Server 10g」、「Oracle Enterprise Manager 10g」、「Oracle E-Business Suite 11i」などを技術基盤にRFIDの機能を提供するソリューション。

 同社では、RFIDソリューションの導入で独自にシステム基盤を構築することでのコストや複雑さを解消して実装時のリスクやコストを最小限に押さえ、運用コスト削減やサプライチェーンの透明化といったビジネスメリットを最大化するとしている。現在、国際貨物輸送を行う企業である米DHLで試験導入されているとのこと。

 各企業での導入段階にあわせて、RFIDリーダー用ドライバ、レポート機能、BIツールを含む導入試験用のキット「RFID Pilot Kit」、RFIDに対する法規制への対応を支援するパッケージ「Compliance Assistance Package」、グリッドコンピューティングによる実装の拡張が可能となる「Enterprise Deployment」、「Oracle E-Business Suite」と連携して、RFIDなどのセンサーからの情報をビジネスプロセスへと自動化する「Sensor-Centric Applications」といったオプションも提供される。

 また「Oracle Application Server 10g」と「Oracle E-Business Suite 11i」の次のバージョンでは、RFIDに対応する機能追加が行われる予定。

 なお日本オラクル株式会社によれば、現時点で国内での対応は未定とのこと。



URL
  米Oracle
  http://www.oracle.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.oracle.com/corporate/press/3011272.html


( 岩崎 宰守 )
2004/04/01 18:38

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