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稼働率99.5%にできなければ返金、米NetSuite
ASPサービスの米NetSuite(旧NetLedger)は、顧客に対して99.5%の可用性を実現できなければ代金を返金する、と4月8日(現地時間)発表した。稼働率保証を強化するサービスで、ASPがこうした保証を提供するのは初という。
新しいSLA(サービスレベル合意)では、平日(月~金)24時間、99.5%の可用性を保証する。土・日は深夜から早朝にメンテナンス作業を行うことがあるため、その時間帯は除く。保証は、「NetSuite」「NetERP」「Oracle Small Business Suite」など同社のASP全商品に適用し、実際の稼働率は顧客ごとに測定する。目標値に達しなかった場合、その月の代金は顧客に返金する。
同社によると、ASP業者がこうした返金サービスを提供するのは初めてという。また、すでに同様のサービスを提供しているアウトソーシング事業者との差別化を図るため、典型的なアウトソーシング事業者よりも高い稼働率水準を提供(アウトソーシング事業者の平均値は95%)することや、顧客が社内で管理するアプリケーションにも適用することを挙げている。ISPの支障でインターネットに接続できない場合は、同社のデータセンターにダイアルアップで接続できる手段を用意している。
同社は中規模、および小規模企業向けにCRMやERPなどのアプリケーションをインターネットを介して提供するASP事業者。自社でソフトウェアを構築・維持する必要のないASPモデルは着実に受け入れられており、CRM大手の米Siebel Systemsなども参入している。
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URL
米NetSuite
http://www.netsuite.com/
プレスリリース(英語)
http://www.netsuite.com/portal/pr/nlpr04-08-04.html
( Infostand )
2004/04/09 09:56
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