Enterprise Watch
最新ニュース

米Sun、初のJ2EE 1.4準拠アプリケーションサーバー無償版を提供開始


 米Sun Microsystemsは、J2EE 1.4に準拠した初のアプリケーションサーバー「Sun Java System Application Server Platform Edition 8」の無償版のダウンロード提供をこのほど開始した。プレゼンテーションとアプリケーションのロジックを分離するJavaServer Face(JSF)のAPIも初めてサポートするという。

 Webサービスのサポートを強化し、Java API for XML Messaging(JAXM)などのほかにWS-I Basic Profile 1.0をサポート、他のWebサービスとの相互運用性を確実にできるという。また、「Java Web Services Developer Pack」(WSDP)統合のためのService Provider Interfaces(SPIs)も搭載した。これにより、最新のWebサービス技術がいつでも入手できるという。

 このほか、IDE(統合開発環境)なしにJ2EEコンポーネントを集めてアプリケーションを実装できるDeploytoolを搭載、開発が容易になるという。また、ダウンロード容量は前バージョンの半分の28MB、メモリは前バージョンの45%の163MBと、フットプリントも縮小した。

 開発者は開発、実装、再配布を無償でできるほか、ドキュメンテーションやサポートサービスも提供される(技術サポートは有償)。サポートOSは、Solaris 9/8(SPARC Platform Edition)、Solaris 9(x86 Platform Edition)、Sun Java desktop System、Red Hat Enterprise Linux 2.1/3.0、Windows 2000/XP、Windows Server 2003。

 有償版のStandardおよびEnterprise Editionsは2004年後半に提供開始の予定。



URL
  米Sun Microsystems
  http://www.sun.com/
  「Sun Java System Application Server Platform Edition 8」ダウンロード
  http://java.sun.com/j2ee/1.4/download-sdk.html


( Infostand )
2004/04/12 08:47

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.