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米VERITAS、買収した米Ejasent社の製品ロードマップを発表
米VERITAS Softwareは5月4日(現地時間)、同日より開催中のカンファレンス「VERITAS VISION」の中で、1月に発表された米Ejasentの買収によって取得したユーティリティコンピューティング技術の製品ロードマップを発表した。
発表によると買収によって自社製品とした、データセンター内のコンポーネントすべてを対象とした利用量の計測、利用コストの割り出し、使用した分に対する請求を行う「VERITAS MicroMeasure(以下、MicroMeasure)」を、年内をめどに同社のITリソース管理ツール「VERITAS CommandCentral Service(以下、CommandCentral Service)」の一部として提供する。MicroMeasureは現在、米EDSや米Sun MicrosystemsなどVeritasの主要SIパートナー向け限定製品として販売しているが、CommandCentral Serviceに統合後はマルチベンダー環境でMicroMeasureの機能が利用できることになる。
CommandCentral Serviceは、ITリソースの使用量や、サービスレベル、コストの把握を可能にするソフトウェア。MicroMeasureを組み込むことで、ストレージやバックアップ・リストアの利用に関するコスト計算や利用額請求機能が強化される。
また、アプリケーションの状態やコネクションに影響を与えることなくアプリケーションのサーバー間移動を可能とするアプリケーション仮想化技術「UpScale」は、同社のクラスタリングソリューション「VERITAS Cluster Server」の拡張技術として2005年上半期に提供が開始される予定とのこと。
なお、両製品とも日本での発表・発売は未定となっている。
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URL
米VERITAS Software
http://www.veritas.com/
プレスリリース(英語)
http://www.veritas.com/news/press/PressReleaseDetail.jhtml?NewsId=62001
( 朝夷 剛士 )
2004/05/06 00:00
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