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普及が進むWeb会議アプリケーション、Frost&Sullivan調査
Web会議アプリケーションの認知は着実に広まり、大企業の強い需要で世界的に市場が拡大して非IT系企業にも浸透しつつあるという。Web会議アプリケーションの米WebEx Communicationsが5月6日(米国時間)、米Frost&Sullivanの調査結果を引用して発表した。
2003年度のWeb会議アプリ市場動向をまとめた「World Web Conferencing Markets」で、それによると、WebExが67%でシェア首位となった。前回調査から、さらに3ポイント伸びている。同社は「MediaTone」プラットフォームをベースとしたWeb会議アプリケーションを展開している。
Web会議は、旅費や会場設備費の削減などのコスト削減、コラボレーションなどのメリットがあるとされている。Frost&Sullivanによると、市場誕生以来一貫して成長が続いているという。特に、米国では2001年から景気低迷やテロへの警戒などで出張を控える傾向が続いており、Web会議システムの導入が進んだという。さらに、最近は、認知の広まり、製品ラインアップの充実、音声・動画・会議技術の統合、ブロードバンド接続などの環境整備や、在宅勤務の増加などが成長要因となっている。
業種別では、これまで主流だったIT・技術系企業から、小売業や製造業などへ広がりを見せ始めているという。規模別では、中小規模企業の導入が進んでいる。この傾向は前回の調査でも指摘されており、Frost&Sullivanは、将来のWeb会議市場をけん引するのは中小企業とみている。
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URL
米Frost & Sullivan
http://www.frost.com/
プレスリリース(英語)
http://www.webex.com/pr/pr293.html
( Infostand )
2004/05/07 10:02
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