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米IBM、CPU1基で最大10サーバーの分散動作が可能な仮想化技術をプレビュー


 米IBMは4月28日(米国時間)、CPU1基を最大10台にパーティショニングするサーバー仮想化エンジン「Virtualization Engine」のテクノロジープレビューを行った。

 Virtualization Engineは、同社のメインフレームでの技術をもとに、3年間の研究開発を経て完成させたもの。「サブプロセッサー・パーティション機能」により、UNIXサーバー上でCPU1基当たり最大10台のサーバーを実行でき、例えば4Wayシステムの場合は40台のサーバーを仮想的に動作できる。

 またTivoliのプロビジョニングとワークロード管理ツール、WebSphereのオープン・グリッド機能もあわせて採用されており、グリッドシステムを構成するクラスタを1台のコンソールから集中管理できる。そのほかOpen Grid Services ArchitectureとWebSphereテクノロジに基づき、異機種の混在する分散型システムや、異種ストレージの管理機能も提供する。

 IBMではこの技術について、「サーバーやストレージを利用する上で、より効率の高い、安全で経済的な環境を構築できる新たな業界標準となる」としており、Virtualization Engineを搭載したiSeriesサーバー、ストレージを年内に出荷する予定。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  ニュースリリース(日本語)
  http://www.ibm.com/news/jp/2004/05/05071.html


( 岩崎 宰守 )
2004/05/07 19:22

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