独SAPの米国子会社SAP Americaは5月7日(米国時間)、同社のソリューションをパッケージ化した「SAP Direct」を米国市場で発売すると発表した。よくみられる問題を50種類以上パッケージ化し、30日以内に配信する。ユーザーは手軽に効率よく実装できるという。
「SAP Direct」は、SAPソフトウェア、サービス、ドキュメントをセットにしたパッケージ製品で、すでに英国など一部の市場で販売している。米国ではProceed North Americaなどのプロバイダーと提携する。
これまで、例えばFAXと電子メールを既存のSAPシステムに統合したい場合、ソフトウェアとサービスプロバイダーを探し出し、評価、実装と手順を踏まねばならず、手間がかかっていた。場合によっては、いったん既存のシステムを停止しなければならないケースもあった。「SAP Direct」では、ターゲット化したソリューションを提供するため、ユーザー企業は効率よくソリューションを実装できるという。
ラインアップとしては、FAX・電子メールのシステム統合のほか、データアーカイブ、請求書処理プロセスの自動化など50種以上を揃えた。同社のWebサイトかフリーダイアルで購入できる。価格はパッケージにより異なるが、FAX・電子メールのシステム統合の場合、29,525ドルとなっている。
■ URL
独SAP
http://www.sap.com/
プレスリリース(英語)
http://www.sap.com/company/press/press.asp?pressID=2786
( Infostand )
2004/05/10 09:57
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