米IBMのブレードサーバー「eServer BladeCenter」で、SANファイバチャネルの最大手、米Brocadeのファイバチャネルがプラグインで利用可能になる。IBMが5月11日(米国時間)、米ラスベガスで開催中の「Networld + Interop」で発表した。Brocadeのスイッチがブレードサーバーに完全統合されるのは初めてという。
ブレードサーバーの最大のメリットは、拡張性、コスト、省スペース。これと、データアクセスを集中管理できるSANを組み合わせることで、システムの複雑性やコストが削減でき、ストレージやサーバー管理者の生産性が向上するという。
IBMの「eServer BladeCenter」に統合できるBrocadeのファイバチャネルは、エントリーレベルの「Brocade Entry Switch Module」と、最大239個のスイッチで大規模SANシステムに接続できる「Brocade Enterprise Switch Module」の2種類。
いずれも、14個の内部ファブリックポート、リアルタイムモニタリング機能「Fabric Watch」、Brocade Fabric OSなど必要な機能を含んでいる。追加のケーブルや冷却装置などは不要で、IBMのBladeCenterシャーシにプラグインするだけで利用できるという。
対応製品は、「eServer JS20」「eServer HS20」「eServer HS40」の3製品。Brocadeのスイッチは6月出荷開始の予定で、価格は14,999ドルから。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
( Infostand )
2004/05/12 10:17
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