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“脆弱性-ワーム”サイクルが5年間で30分の1に短縮、米Foundstone調査
セキュリティコンサルティングの米Foundstoneの調査によると、脆弱性がみつかってからワームが出現するまでの期間が過去5年間で劇的に短縮し、約30分の1になっていることがわかった。企業などが攻撃を受ける危険性は非常に高くなっている。同社が5月18日(現地時間)に発表した。
同社のレポートによると、脆弱性発見からワーム出現までの期間は1999年には平均288日だったが、2004年にはわずか10日にまで短縮しているという。同社のアナリストは、Melissa、Bugbear、Sasserなど1999年から5年間に出現した目立ったワームを中心に調べた。完全に自動化されたものに絞るため、添付ファイルの実行などのユーザーの操作や遠隔操作プログラムを利用するものは除外した。
この“脆弱性-ワーム”サイクルの短縮について、Foundstone社長兼CEOのStuart McClure氏は「この傾向は、ここ数年間われわれが感じていたことを表しており、警戒を要するものだ。(企業などの)IT部門は、これまで以上に迅速に脆弱性を修復することを求められるようになる」と指摘している。
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URL
米Foundstone
http://www.foundstone.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.foundstone.com/subsection.htm?subnav=company/navigation.htm&subcontent=company/pressrelease_template.htm?indexid=132
( Infostand )
2004/05/21 10:22
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