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米Microsoft、ISA Server 2004搭載の専用ハードウェアを複数パートナーと共同提供


 米Microsoftは5月24日(米国時間)、米サンディエゴで開催中の技術者向けイベント「TechEd」において、「Microsoft Internet Security and Acceleration(以下、ISA)Server 2004」を搭載した専用ハードウェアソリューションを複数のハードウェアベンダーと共同で提供すると発表した。

 ISA Server 2004は、アプリケーションレイヤーのファイアウォール、VPN、Webキャッシュの各機能を備え、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを改善するソフトウェア。GUIやウィザード、テンプレート、監視機能などにより、短時間での導入・運用が可能になる。またActive Directoryと組み合わせることで、ファイアウォールポリシーやVPN認証、WebプロキシやWebアクセスの制御などを、ユーザー/グループ単位で適用できる。一般向けの提供は第3四半期に予定されている。

 今回の合意により、米Celestix Networks Inc.と米Hewlett-Packardからは、ファイアウォール/VPN/Webキャッシュのソリューションが、また米Network Engines Inc.からはファイアウォールソリューションの販売が計画されている。

 ベンダー各社より発売される専用ハードウェアでは、攻撃対象部分を削減するコンフィグレーションや、アンチウイルス・IDSが導入可能な拡張性を備え、プレインストールとプレコンフグレーションによる一括展開も可能だという。また販売とサービス、サポートのすべての窓口がひとつになるメリットもあるとのこと。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1939


( 岩崎 宰守 )
2004/05/26 17:40

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