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米Oracle、「世界最大のLinux開発者組織」を持つ企業へ


 米Oracleは5月26日(米国時間)、約9000人の社内プログラマーのLinuxプラットフォームへ対応が年内に完了すると発表した。Linuxをコアプラットフォームにすると同時に、世界最大のLinux開発者組織を擁する企業になるとしている。

 同社は昨年、OracleアプリケーションのプログラマーをLinux対応にしていく戦略に着手した。Linuxによって、Oracle開発者はより広いハードウェアプラットフォームの選択肢が得られ、グリッド環境を活用して安価で高速なハードウェアを利用できるとしている。

 Linux EngineeringディレクターのWim Coekaerts氏は「昨年、Linuxの採用は拡大した。企業はLinuxを製品開発から基幹業務システム、さらにデスクトップまであらゆる分野で利用している。われわれはすべての製品をLinux上で構築することで、自らの開発コストを削減し、生産性を高めた。Linux上のOracle製品を利用する顧客の体験に、より大きな洞察を得ることができた」と述べている。

 Oracleは、このプログラマーの移行について同社のLinuxへのコミットメントを表すものだとしている。このほかでは、Red Hat、Novell、Miracle Linux、Red Flagなどの主要Linuxプロバイダーとの戦略的提携や、Oracle製品をLinuxで利用する顧客を支援する世界で6000人超のグローバルサポートチーム、また、ソースコードへのアクセスを提供する開発者向け組織などをあげている。



URL
  米Oracle
  http://www.oracle.com/


( Infostand )
2004/05/27 10:13

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