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ホストベース侵入予防など包括的セキュリティの企業向けMcAfee新版
米Network Associatesは6月3日(米国時間)、アンチウイルスを中心に侵入予防などの包括的な機能を備えた企業向けセキュリティ製品の新版「McAfee VirusScan Enterprise 8.0i」を発表した。各種セキュリティ対策をカバーし、管理者は単一コンソールからの管理で作業を合理化できるという。現在ベータ版がダウンロード可能で、製品版は今年第3四半期に出荷開始する。
「McAfee VirusScan Enterprise 8.0i」は、アンチウイルス、ホストベースの侵入予防、ファイアウォールなどの機能を統合しており、既知または未知の悪意ある行為に対する検証、特定、警告、削除、防御を行う。モバイルにも対応。顧客の規模を問わず包括的なソリューションを提供するという、同社の“McAfee Protection-in-Depth”戦略に基づく製品。
アンチウイルス機能では、スキャンエンジンがメモリでも動作し、ディスクに書き込まれないウイルスにも対応できる。Microsoft Outlookに加え、Lotus Notesもサポートした。また、ファイアウォール機能では、外からの攻撃のほか、システムの外に出るマルウェアにも対応するため、スパイウェアの対策になる。このほか、侵入予防機能によるバッファオーバーフローの阻止など、より多くの脅威に対応する。
新製品は、同社のセキュリティポリシー管理ツール「McAfee ePolicy Orchestrator」および小規模向けの「McAfee ProtectionPilot」と統合が可能。管理者は中央で一元管理できる。
セキュリティ対策は多様化・複雑化の傾向にあるが、同社によると、機能を統合することにより複数のポイントソリューションを実装・管理する必要がなくなるため、作業を合理化でき、TCOの削減につながるという。
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URL
米Network Associates
http://www.nai.com/
「McAfee VirusScan Enterprise 8.0i」ベータ版ダウンロード
http://www.nai.com/us/downloads/beta/mcafeebetahome.htm
( Infostand )
2004/06/04 10:06
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