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米Novell、LinuxのIPsec実装プロジェクト「Openswan」のスポンサーに


 米Novellは6月16日(米国時間)、ネットワークに関連したオープンソースの取り組みとして、Openswanプロジェクトのスポンサーになると発表した。併せて、アクセス管理の「Novell BorderManager」が最新のIPsec認定を受けることも明らかにした。過去1年余、Linux戦略を急ピッチで展開してきたNovellは、得意のネットワーク分野でさらにエンタープライズLinuxの強化を図る。

 Openswanは、LinuxのIPsec実装標準の確立を目指すオープンソースプロジェクト。1998年に始まったFreeS/WANのコードをベースとしており、すでに数万台が運用環境に入っているという。IPsecは、IP網を利用した安全な通信を実現するための標準技術で、VPNのベースとして用いられることが多い。

 NovellはOpenswanに対し、開発面での貢献を含むスポンサー活動を通してプロジェクトを支援する。セキュリティは企業にとって懸念事項となっているが、Novellでは、IPsecのVPNを利用できるLinuxディストリビューションを提供することで、Linuxへの移行を促進できるとしている。

 最初にIPsec認定を受ける「Novell BorderManager 3.8」はユーザーアクセス管理およびモニタリング製品で、ディレクトリとプロキシキャッシュ、VPN、ファイアウォールなどを統合。Linux、Windows、Mac OSのクライアントをサポートする。同製品は米ICSA Labsから最新の「IPSec 1.0D」の互換性認定を受けるが、「IPSec 1.0D」では互換性の要求が高く、ベンダーを問わずに製品間の互換性が実現できるという。



URL
  米Novell
  http://www.novell.com/
  ニュースリリース(英語)
  http://www.novell.com/news/press/archive/2004/06/pr04040.html


( Infostand )
2004/06/17 10:06

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