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米Intel、サーバーベンダー向けのソフト/ハードウェア事前認証プログラムを開始
米Intelは6月14日(米国時間)、インテルCPUを搭載するエンタープライズ向けサーバーと、主要なハードウェア/ソフトウェア製品の事前認証を行うプログラム「インテル・エンタープライズ・サーバ・アクセラレーション・アライアンス(ESAA)」の開始を発表した。
これまでエンタープライズ向けサーバーベンダーでは、検証対象となるハードウェア/ソフトウェアのベンダーごとにサーバーシステムを提供し、動作検証を委託する必要があった。
これが今回のプログラムに参加することで、Intel側が事前検証を済ませた「レシピ」に基づいてItanium 2/Xeonサーバーシステムを構成することで、動作検証などの認証作業に要するコストと時間を低減することができる。
このため、すでに検証を実施する体制を持つ大手ベンダーではなく、新規参入ベンダーや中小ベンダーにとって特にメリットが大きいことから、Intelのエンタープライズサーバー低価格化戦略の一環といえる。
Intelエンタープライズ・プラットフォーム&サービス事業部長のジェフ・リチャードソン氏は、「IAサーバーベンダーが迅速かつ低コストで、幅広い多彩なソフトウェア、ハードウェアのビルディングブロックを採用することを可能にする」と述べている。
ESAAでは、データベースやバックアップおよび仮想化ソフトウェアのほか、ドライバ、ストレージおよび相互接続用コンポーネントなどのインフラから、検証を始めていく予定。EMC、InfiniCon、Oracle、Quantum、VMwareといったソフトベンダー各社がすでに参加を表明している。
また今後は、業種別アプリケーション対応コンポーネントも、その対象に追加される計画とのこと。
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URL
米Intel
http://www.intel.com/
プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2004/040617.htm
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