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米IBM、MessageLabsの技術で電子メールフィルタリングサービス


 米IBMは6月18日(米国時間)、スパムやウイルスを阻止する電子メール管理サービス「IBM E-mail Security Management Services」を開始したと発表した。IBM Global Service(IBM GS)から提供する。

 新サービスは、フィルタリングなど電子メールセキュリティの英MessageLabsの技術をベースとする。ウイルス対策のE-mail Anti-virus 、スパム対策のE-mail Anti-spam 、電子メールをイメージ分析して好ましくないデータの出入りを制限するE-mail Image filteringの3機能で構成され、受信と送信の両方向のメールのスキャンと監視を行う。IBMによると、検出機能により、企業ネットワークに入る前に検出・阻止もできるという。

 同社は、「IBM Security Management Services」でネットワーク全体のセキュリティサービスを提供してきたが、新サービスは電子メールに特化したものとなる。

 すでに新サービスを導入したISVの米Edenでは、サービス導入の結果、仕事に関係ない電子メールを95%削減できたという。

 ウイルスやスパムの被害は日本でも深刻化する一方で、6月初めに情報処理推進機構(IPA)が発表した最新の届け出状況によると、今年5月、ウイルスと不正アクセスはともに前月より増加し、それぞれ5239件(前月比35%増)、96件(前月比74.5%増)となっている。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/


( Infostand )
2004/06/21 10:00

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