AOLデスクトップメッセージング部門副社長兼ゼネラルマネージャのEdmund Fish氏は発表のなかで、「企業のIM市場が進化を受けたものだ」と説明している。同社は今月10日、企業IMユーザー向けの有料オンライン会議サービス「AOL Business Services」を発表しており、今後もビジネス向けサービスを強化していく考え。同サービスは電話会議やWeb会議の機能などからなる。
AIM Enterprise Gatewayが移行する先のIMlogicの製品は、AOL認定の「IMlogic IM Manager」となる。IM管理やポリシー施行、トラフィックのセキュリティ機能などが特徴で、移行にあたっては、IMに統合可能なアプリケーションを開発・実装できる「IMlogic IM Lincage for AIM Network Services」のライセンスも提供される。
企業向けIMサービスでは、米Yahooも先週、「Yahoo! Business Messenger」を停止すると発表している。両社は無料IMサービスの大手であることを足がかりに、企業向け有料IMサービスに参入したが、ビジネス化はスムーズにいかなかったようだ。