Enterprise Watch
最新ニュース

米Oracleと米Red Hat、シンガポールにLinux移行支援施設をオープン


 米Oracleと米Red Hatは6月23日(米国時間)、アジア太平洋地域でのLinux採用機運を受け、ISVやSIのアプリケーション移植などを支援する「Oracle-Red Hat Linux Enterprise Applications Porting」(LEAP)をシンガポールに開設すると発表した。6月24日正式オープンする。両社が共同でこうした施設を設けるのは初めて。

 LEAPは、ISVやSIがLinuxベースのソリューションを提供することを支援するため、ソフトウェアの移植や最適化、認定に必要なリソースを提供する施設。Oracleの南アジア地域管理ディレクター、Keith Budge氏は「(企業の)Linux採用の次の推進力は、サードパーティのアプリケーションが利用できるかにかかっている」と述べ、企業のLinux採用が進みつつあるアジア地域で、LEAPにハブ的な役割りを持たせたい考えを示した。

 LEAPが提供するリソースは、Red Hatの企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」、および同ソフトウェアをベースとしたソフトウェア開発テストベッドや移行サービス、Intelアーキテクチャベースの検証やチューニング、Oracleのインフラソフトウェア製品。両社のコンサルタントやエンジニアも常駐する。両社によると、これまでに、これらのソフトウェアやトレーニング、リソースに費やした額は、計約1300万ドルという。



URL
  米Oracle
  http://www.oracle.com/
  米Red Hat
  http://www.redhat.com/
  ニュースリリース(英語)
  http://www.redhat.com/about/presscenter/2004/press_leap.html


( Infostand )
2004/06/24 10:07

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.