米Oracleは6月29日(米国時間)、SOA(サービス指向アーキテクチャ)および統合プラットフォームの「Oracle BPEL Process Manager」を発表した。ビジネスプロセスを自動化するWebサービス標準「BPEL」(Business Process Execution Language)の実装を手がけてきた米Collaxaの買収で取得した技術を活用、アプリケーションサーバーを強化する。
Collaxaは、BPELをネイティブでサポートする製品を早くから投入していたベンチャー企業で、「Oracle BPEL Process Manager」は、CollaxaのBPMエンジン「Collaxa BPEL Server」をベースとしている。BPELは、米Microsoft、米IBM、米BEA Systemsなどが支持しており、すでに各社が対応製品を投入している。
「Oracle BPEL Process Manager」は、BPELのほかにも、ビジネスアクティビティ監視技術、ルールエンジン、ビジネスプロセス監視、EAIなどの機能を備える。Oracleは、アプリケーションサーバーのSOA対応やWebサービスを強化し、ビジネスニーズの変化への対応、既存IT資産の活用、コストや複雑性の削減などを実現するとしている。
「Oracle BPEL Process Manager」は、Oracleのアプリケーションサーバー「Oracle Application Server 10g Enterprise Edition」のアドオン、あるいはスタンドアロン製品として提供される。価格はアドオンが10,000ドル、スタンドアロンが30,000ドル。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
BPEL Process Manager
http://otn.oracle.com/products/ias/bpel/index.html
( Infostand )
2004/06/30 09:56
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